近年、高齢化社会が進み、介護の需要が増大している。その結果、多くの介護士が職場で長時間働くことが一般的となり、ダブルワークも増えています。特に夜勤専従で働く介護職は、日中の仕事と組み合わせてダブルワークを行うことが多く、月収が倍増することもあります。この記事では、夜勤専従でダブルワークをする介護士のメリットとデメリット、ダブルワークした場合の月収シミュレーションについて考察します。
夜勤専従でダブルワークをする介護職は稼げるのか?時給のリアルをチェック!
現代社会で働く人々は、さまざまな働き方を選択できます。中でも、介護職は今後ますます需要が高まると言われています。夜勤専従でダブルワークをする介護職には、どのようなメリットがあるのでしょうか?そして、稼げるのか?今回は、夜勤専従の介護職における具体的な時給を調査し、そのリアルを紹介します。
夜勤専従の介護職とは?
夜勤専従の介護職とは、夜間(一般的には22時〜翌朝6時頃まで)に介護施設やグループホームなどで働くことを主とした働き方です。夜勤専従のメリットは、昼間に別の仕事やプライベートな時間を確保できることです。また、夜勤手当がつくため、一般的な昼間の勤務よりも高い時給が期待できます。
夜勤専従でダブルワークをする介護職のメリット
まず、夜勤専従でダブルワークをする介護職のメリットとして、経済的な面が挙げられます。夜勤手当や休日手当など、働く時間や条件によっては、収入が大幅に増加することがあります。やはり夜勤は夜勤手当などが付くため「稼げる」ということがダブルワークする動機になるでしょう。
また、日中の仕事と夜間の介護業務を組み合わせることで、より多くの経験やスキルを身につけることができます。さらに、夜勤専従の介護職は、昼間の時間を利用して、家族と過ごす時間や趣味、勉強に充てることができるため、プライベートと仕事の両立がしやすくなることもあります。
夜勤専従でダブルワークをする介護職のデメリット
夜勤専従でダブルワークをする介護職にはデメリットも存在します。まず、健康面でのリスクが高まことです。長時間の労働や不規則な生活が続くと、疲労が蓄積しやすく、免疫力が低下することがあります。また、ストレスが増大し、精神的な問題も引き起こすことがあります。さらに、夜勤専従の介護士は、昼間の仕事との兼ね合いで、十分な休息が取れないことが多く、過労や過労死のリスクが高まります。
また、ダブルワークを行っている介護士は、仕事の質が低下することがあります。疲労が蓄積されると、仕事中の注意力や集中力が低下してしまいますので、事故や居眠りなどには十分注意が必要です。
夜勤専従の介護職の時給
夜勤専従の介護職の時給は、施設や地域によって異なりますが、一般的には1,300円〜1,800円程度です。これに加えて、夜勤手当や深夜割増賃金が付くことが一般的です。夜勤手当は施設によって差がありますが、5,000円〜10,000円程度が相場です。
例えば、夜勤専従で週に3回勤務し、1回の勤務が8時間とすると、以下のような収入が見込まれます。
時給1,500円×8時間×3日=36,000円
夜勤手当:8,000円×3日=24,000円
合計:60,000円(週)
月に4週間勤務するとすると、約240,000円の収入が見込まれます。
日勤の介護の仕事と夜勤のダブルワークをする場合の月収例
ダブルワークをするメリットは、収入アップが挙げられます。上記の例で、昼間に平日5日働いて時給1,000円の仕事をしているとすると、以下のような収入が見込まれます。
時給1,000円×8時間×5日=40,000円(週)
月に4週間勤務するとすると、約160,000円の収入が見込まれます。
夜勤専従の介護職と昼間の仕事を組み合わせることで、合計月収は以下の通りになります。
夜勤専従介護職:240,000円
昼間の仕事:160,000円
合計:400,000円
この例では、ダブルワークによって月収が大幅にアップすることがわかります。しかし、ダブルワークは体力や精神的な負担が大きいため、無理のない範囲で働くことが大切です。
介護のダブルワークの注意点
ダブルワークをする場合、労働基準法によって週の労働時間が規定されています。一般的には、週40時間以内が基準ですが、特別な事情であれば週44時間まで働くことが可能です。ただし、長時間労働による健康被害を防ぐため、適切な休憩時間や休日を確保することが重要です。
また、税金や社会保険料の計算にも注意が必要です。収入が増えることで、所得税や住民税が増加する可能性があります。ダブルワークによって収入が増えた場合、確定申告が必要になることもありますので、税務署や税理士に相談することをおすすめします。
まとめ
夜勤専従の介護職とダブルワークを組み合わせることで、高い収入が見込まれます。しかし、働く時間や労働環境に注意し、無理のない範囲で働くことが大切です。また、税金や社会保険料の管理も忘れずに行いましょう。これらを考慮しながら、自分に合った働き方を見つけていくことが大切です
日本最大級の情報量の「ジョブメドレー」に登録して年収や条件で求人情報を自分で検索しましょう!
\ 少しの情報で、すぐ登録可能! /
看護師・准看護師の求人探し、転職をご検討の場合には
看護師・准看護師の資格をお持ちの方で、求人を探している、今の職場からの転職を検討している、しばらく仕事をしていなかったが再度看護師の仕事をしたいと思っているなど、あなたの状況や希望の職場を見つけるために転職サイトへの登録をおすすめします。看護師側は特に費用はかからずいろいろな情報を教えてもらいたり、職場の様子や働く時の条件の交渉などを相談したり第三者が入ることでなかなか確認しづらいことがスムーズに進みます。 自分の力だけで新しい勤務先を探すのは大変なことなので、利用できるものは利用した方が良いかと思います。総合福祉転職ナビというサイトでは、看護師におすすめの転職サイト・転職エージェントのランキングを紹介しているので自分に合っている転職サイトを見つけて登録をしてみましょう。2024年4月・6月介護報酬改定の情報
令和6年~8年 地域区分(介護)区市町村の等級一覧(2024年4月~)
2024年介護報酬改定後の介護保険サービスごとの介護報酬・単位数
令和6年度介護報酬改定では、4月に変更となる内容と、6月に変更になる内容があります。例えば、訪問介護費の場合、基本報酬部分は4月から、処遇改善加算等は6月から変更という2段階での変更が生じることがあります。詳細は各記事に添付している厚生労働省のサイトからご確認ください。介護保険の居宅サービス介護給付費単位数の改定内容
- 居宅介護支援費 2024年4月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護予防支援費 2024年4月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問介護費 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問看護費 2024年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問リハビリテーション費 2024年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 通所介護費 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 短期入所生活介護費 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 居宅療養管理指導費 2024年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 福祉用具貸与費 2024年4月からの介護報酬・単位数一覧
施設サービス等介護給付費単位数の改定内容
- 介護福祉施設サービス費(特別養護老人ホーム) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護保健施設サービス費(介護老人保健施設:老健) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護医療院費 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 特定施設入居者生活介護費(介護付き有料老人ホームなど) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
地域密着型サービスの単位数改定内容
- 地域密着型通所介護費(小規模デイサービス) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 認知症対応型共同生活介護費(認知症グループホーム) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
- 小規模多機能型居宅介護費(認知症グループホーム) 2024年4月/6月からの介護報酬・単位数一覧
介護予防・日常生活支援総合事業費(要支援・事業対象者)の改定内容
2024年(令和6年)介護報酬改定で特徴的な加算・制度
- 居宅介護支援の「特定事業所加算」算定要件
- 生産性向上推進体制加算の算定要件
- 認知症チームケア推進加算の算定要件 必要資格や研修を解説!
- 2024年(令和6年)6月からの「介護職員処遇改善加算」
- 2024年~ 居宅ケアマネのオンラインモニタリングの条件・要件
- 認知症介護基礎研修 eラーニングの内容・2024年義務化の対象者などを解説!