職種、仕事内容、働き方、給料、資格、従来型とユニット型の違い、最近の特養の仕事の傾向や口コミなどを徹底解説します!
特別養護老人ホーム(特養)とは
特別養護老人ホームとは、介護保険施設の1つで、在宅での生活が困難になった要介護3、要介護4、要介護5の高齢者が入居できる高齢者の住まいです。運営主体が医療法人か社会福祉法人に限られているため、公的な意味合いが強い施設となっています。法律的には特別養護老人ホームは「介護老人福祉施設」となっています。一般的には、特別養護老人ホームは、通称「特養(とくよう)」と呼ばれています。
民間運営の有料老人ホーム等に比べると、料金の基本設定は安くなっており、所得に応じて「介護保険自己負担限度額認定証」の制度がようできるので自己負担する金額の減額できる場合があります。特養に入居するための順番待ちは多く、多くのケースで入居したら体調が悪化して医療機関に入院して退去となるか、お亡くなりになる看取り対応までするかという長期間の関わりになります。
特別養護老人ホーム(特養)で働く人の職種
特別養護老人ホーム(特養)の職種ごとの仕事内容などについては以下で詳しく紹介しています。
施設長・管理者の仕事
事務長の仕事
施設ケアマネジャーの仕事
生活相談員の仕事
看護職員(看護師・准看護師)の仕事
介護職員の仕事
機能訓練指導員の仕事
特別養護老人ホーム(特養)で役立つ資格
特別養護老人ホーム(特養)で働くために役立つ資格はいろいろあります。
特養の施設長・管理者として働くためには、社会福祉主事の要件を満たす者、社会福祉事業に2年以上従事した者、社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者という要件があります。
特養の事務長として働くために必須の資格はありませんが、日商簿記、情報処理技術者、中小企業診断士、社労士、医療経営士、キャリアコンサルタント、医療事務など、幅広い事務や経営の知識があると業務にも役立ちます。
特養のケアマネジャーとして働くためには、介護支援専門員の資格が必要です。
特養の看護職員として働くためには、看護師・准看護師の資格が必要です。
特養の介護職員として働くために必須の資格はありませんが、介護福祉士の資格を持っていると高評価です。
特養の機能訓練指導員として働くためには、看護師・准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師のいずれかの資格が必要です。
特別養護老人ホーム(特養)の仕事内容とは
特別養護老人ホーム(特養)で働くときのメインである介護職員は、入所している要介護者の食事、排泄、入浴、更衣などの身の回りの介助を24時間体制で行います。そのため、雇用の条件によりますが、夜勤があることが特徴の一つです。
また、特養に入所できる利用者は原則、要介護3、要介護4、要介護5という日常生活全般に介護が必要な方であることも特徴であり、車いすを使用している方の乗り降り(移乗動作)の介助や、寝たままや座ったまま入れる特殊な浴槽での入浴、オムツを使用している方の排泄介助など、重度の介護の状態の介護方法を仕事として経験できます。
最近の特養の施設や仕事の傾向 従来型とユニット型
古い特養だと数十年の歴史があるところもありますが、近年高齢化により特養に入所したい需要が非常に多かったため、新設されたきれいな施設も増えています。
特養には4人部屋などの多床室が中心の「従来型」施設と、新型特養と言われる原則個室で生活する12名くらいを担当する「ユニット型」があります。
従来型特養とは(多床室)
従来型特養は、昔からある病院の病室のように、1部屋に数台のベッドがありカーテン等で仕切って同じ部屋で生活するタイプの施設です。介護のことだけを考えると非常に効率的ではありますが、利用者のプライバシーの面や個別ケアが実践しにくいなどの課題がありました。
新型特養とは(ユニット型特養)
ユニット型特養は、「ユニット」という12名前後の少人数グループごとに介護を行っていく施設です。利用者側としても個室でありプライバシーが守られるだけでなく、1つのユニットに10名程度と数名のスタッフだけがかかわるのでお互いに顔なじみになったり、人柄などがわかったりして安心して生活が送れます。介護職員として仕事をするときにもなじみの入所者とかかわっていくことや、対応する人数的にも現実的なので心の余裕ができやすく主流になってきています。
特別養護老人ホーム(特養)の仕事への就職・転職の口コミ
介護の仕事の待遇・給料は着実にアップしている!
求人情報・転職サイトはいろいろありますが、それぞれの会社で扱っている求人情報は異なります。さらに、同じ職場だとしても条件も異なることもあります。情報は多いに越したことはありません。介護の仕事で転職を考えているならば、相場観や給与水準がどれくらいなのかなども大切なので、メジャーな求人情報サイト・転職サイトは登録しておきましょう。しつかい電話が嫌な人は、自分でたくさんの求人情報から検索ができるサーチ型のサイトがおすすめです。
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