介護の仕事は本体に3K? きつい・汚い・危険は本当なのかを検証

介護の仕事で言われる「3K」とは

介護の仕事は 「きつい」「汚い」「危険」という印象があることから、まとめて「3K」と言われることがあります。解説を動画で見たい方はこちらから。

介護の仕事はきついのか

介護の仕事がきついのかについては、働く人の得意不得意による部分もあります。介護の仕事をする時には、対人での業務であり、利用している介護を必要とする人が色々なタイミングで困りごとを訴えてきたり、排泄の介助や入浴の介助など他人の体に触れて行う肉体労働なども伴うためきついと言われることが多いです。介護の仕事のきつさについては、働く職場の利用者に要介護度の重い方が多いのかな、トイレや入浴などが介助しやすい設備になっているかなどもかなり大きく影響します。ひとくくりに介護の仕事と言ってもこのように利用者の層や、職場のハード面の設備の問題できつさは大きく変わります。
職場の雰囲気や業務の進め方なども職場のきつさに大きく影響します。職場を仕切る人が利用者第一に考えすぎてスタッフに無理な働き方を強要したり、業務の割り振りに偏りがあったりすると特定の人に負担がかかり過ぎると言うきつさにつながります。

介護の仕事は汚いのか

介護の仕事は汚い仕事だと言われることがありますが、汚いかどうかの考え方は様々です。介護の仕事が汚いと言われるわけには、排泄や汚物の処理が多いことや、様々な病気を持っていたり不衛生な状態である高齢者などに直接介護を行わなくてはならないということで汚いと言われることがあります。確かに利用者の中には不衛生な利用者もいますが、ちゃんとした職場であれば手袋(ディスポ)やガウン(エプロン)などを準備してあり、素手でそれらに触ることはないです。
食事を自分で食べることができない人への食事介助なども、人によっては汚いと考えるかもしれませんが普通に考えればそこまで汚いとは思いません。

介護の仕事が危険なのか

介護の仕事は危険だと言われますがその危険の種類にはいろいろなことがあると思います。介護の仕事が危険だと言われる理由を大きく分けると三つあると思います。
自分の身に直接関わる危険としては、介助を行っている時に腰や足など体を痛めてしまうような危険性はあります。
またご利用者の中には感染症を持っているような方もいらっしゃいますので、気をつけていないと感染症に感染するリスクがあるという点も危険な点です。
もう一つは、利用者に対して介護を提供する中で怪我や傷害を負わせてしまった場合に、業務上過失の容疑がかかったり、損害賠償請求されるなどの法的なリスクがあります。
このような危険については、他の職種と比べると介護の仕事のリスクは確かに高いような気がします。

介護の仕事の3Kは職場次第

介護の仕事は、きつい・汚い・危険という3Kが揃っているかどうかは、結局は職場の環境によります。
この記事で紹介したように、職場の仕事は身体的にきついかどうかはその職場で適切な福祉用具が導入されているかや、介護職員の人数が充足しているか、精神的にも負担がかからないような業務の仕組みになっているかなど環境要因がとても大きいです。
汚いことや危険なことについても、勤め先の職場がその課題をしっかりと解決し、何か事故が起きても職員を守ってくれるような仕組みが整っていたり、事故を未然に防ぐために工夫がされているなど職場の働く環境の改善の積み重ねが生きているかどうかが3K職場かどうかに影響します。

3Kな介護の職場からは離れるべし!

ひとくくりに最後の仕事と言っても本当に色々な職場がありますので、もし今勤めているところが3K職場である場合には同じ介護の業界でももっと良い環境で働ける所はありますので、他の介護施設の話を聞いたり転職をしたりすることの選択肢です。介護業界の3K職場は、きつく汚く危険でルールを守らないような施設は、自然と職員が離職していくため、さらにきつく危険な職場になるという悪循環に陥っています。介護で働く人は責任感が強い人は多いですか、自分の辞めたら入居者の人たちの安心な生活が守れない、自分が辞めたら他の同僚に迷惑がかかるなど色々と周りのことを気にしてしまうことが多いと思います。

考え方を変えると、3K職場で働き続けることは、そのような悪い環境の施設や事業者をそのまま生かしてしまうことになり、結果として介護業界の3Kが改善されないという状態になります。悪い職場はダメなりに運営されるよりも、心ある人が抜けて運営できなくなりもう一度生まれ変わるべきです。
大切なことなので何度も言いますが、介護は仕事全てが3K職場ではありません。今は新しい施設もたくさんできていますし、介護の人材が不足している中でできるだけ条件の良い施設、働きやすい施設を用意するために各法人がいろいろ工夫を凝らしています。どこの法人も数年前と比べると給料の水準も高まっています。わざわざ3K職場に居残って人生や精神をすり減らさなくても、綺麗で余裕がありバックアップ体制もあるような職場がどんどん増えています。

3K職場で無理をし過ぎず他の介護施設や他の事業所のことを調べてみてください。


非公開求人無し!登録したら全求人を自分で探せる!
求人案件数最大級!介護系職種(介護士など)の求人サイト「ジョブメドレー」登録後に見れる求人情報サイトで、自分のペースで探して興味あれば問い合わせる形式なので求人紹介のしつこい電話や催促がないのも安心です。

少しの情報で、すぐ登録可能!介護系職種(介護士など)の求人サイト「ジョブメドレー」

「ジョブメドレー」は、都心だけでなく、地方にも強いです。しかも、ケアマネや介護職員の他、生活相談員や看護師、社会福祉士、管理者や施設長・事務長などの高ポジションもジョブメドレーだからこそです。登録すると、検索条件で求人をどんどん調べられるので、お気軽に登録してもよいと思いますよ!

看護師・准看護師の求人探し、転職をご検討の場合には

看護師・准看護師の資格をお持ちの方で、求人を探している、今の職場からの転職を検討している、しばらく仕事をしていなかったが再度看護師の仕事をしたいと思っているなど、あなたの状況や希望の職場を見つけるために転職サイトへの登録をおすすめします。看護師側は特に費用はかからずいろいろな情報を教えてもらいたり、職場の様子や働く時の条件の交渉などを相談したり第三者が入ることでなかなか確認しづらいことがスムーズに進みます。 自分の力だけで新しい勤務先を探すのは大変なことなので、利用できるものは利用した方が良いかと思います。総合福祉転職ナビというサイトでは、看護師におすすめの転職サイト・転職エージェントのランキングを紹介しているので自分に合っている転職サイトを見つけて登録をしてみましょう。

 看護師におすすめの転職サイトランキング!14社を一覧で比較!(総合福祉転職ナビ)

 

2024年4月・6月介護報酬改定の情報

 令和6年(2024年)障害福祉サービス報酬改定情報はこちら

令和6年~8年 地域区分(介護)区市町村の等級一覧(2024年4月~)

2024年介護報酬改定後の介護保険サービスごとの介護報酬・単位数

令和6年度介護報酬改定では、4月に変更となる内容と、6月に変更になる内容があります。例えば、訪問介護費の場合、基本報酬部分は4月から、処遇改善加算等は6月から変更という2段階での変更が生じることがあります。詳細は各記事に添付している厚生労働省のサイトからご確認ください。

 介護保険の居宅サービス介護給付費単位数の改定内容

施設サービス等介護給付費単位数の改定内容

地域密着型サービスの単位数改定内容

介護予防・日常生活支援総合事業費(要支援・事業対象者)の改定内容

2024年(令和6年)介護報酬改定で特徴的な加算・制度

利用者負担軽減の仕組みの改定

補足給付(負担限度額認定)に関わる見直しは、以下のとおりです。 令和6年8月1日施行 基準費用額の見直し 令和7年8月1日施行  多床室の室料負担  
介護の仕事のことがまるわかり!

介護の仕事について知る!

介護の職場(施設・事業所)の種類から仕事を探す
介護分野の職種から仕事を探す
持っている資格・過程修了・認定から仕事を探す
介護分野での転職・キャリアアップについて知る